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非一級建築士による詐欺問題について、 H24.10.4 NPO法人 助っ人会

category : ニュ-ス 2012.10.4 

国土交通省は9月4日、新たに9人が一級建築士の免許証を偽造して業務をしていたと発表した。今後は、当該者が関与した建築物の安全性の検証を関係特定行政庁を通じて進めるとしている。
既に、名前が公表されていますがここでは発覚の経緯についてのみ記載します。
N氏(昭和43年生まれ) 発覚の経緯・・・平成22年4月に、建築士事務所が採用選考時に本人から提出された一級建築士免許証の写しに疑念を持ち、建築士免許登録閲覧所で閲覧したところ、登録番号の登録者がN氏でないことがわかった。

M氏(昭和28年生まれ・二級建築士) 発覚の経緯・・・平成22年5月に建築士免許の登録機関に対して、本人名で提出された登録証明書の発行願いに基づき登録を確認したところ、登録番号の登録者がM氏でないことがわかった。

M氏(昭和29年生まれ) 発覚の経緯・・・平成22年12月に他の資格者制度の手続きにあたって添付された一級建築士免許証の写しの内容について、建築士免許の登録機関が照合を受けて確認したところ、登録番号の登録者がM氏ではないことがわかった。

S氏(昭和17年生まれ) 発覚の経緯・・・平成23年7月に雇用された会社へ、履歴書とともに一級建築士免許証の写しを提出したが、会社側が履歴書に記載された資格に疑問を抱き、 一級建築士資格について、免許証の登録機関に照合を行ったところ、登録番号の登録者がS氏ではないことがわかった。

K氏(昭和22年生まれ) 発覚の経緯・・・平成23年11月に、建築士免許の登録機関がK氏が管理建築士講習を修了した旨を建築行政共用データベースに入力しようとしたところ、記載されていた登録番号の登録者がK氏ではないことがわかった。

(その他) K氏(昭和31年生まれ)・I氏(昭和35年生まれ)・A氏(昭和2年生まれ) M氏(昭和25年生まれ)

(感想)非常に残念に思います。「姉葉事件」が2005年に起き、それ以来建築士を取り巻く環境が非常に厳しくなりました。「姉葉事件」は、一級建築士が 起こした事件ですが、今回の事件は、資格を有しないものが起こした「なりすまし事件」であり、建築士にかかわらず、あらゆる資格でもこういう事件がありう ることに懸念します。 (山長)


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